おもてなしの心で信頼関係構築
私事ですが、私が大学を卒業して就職をしたのがちょうどバブル期でした。
就活することもなく父親の経営する会社に即入社いたしました。
当時は、それこそ猫の手も借りたいほど忙しく、人も足りない状態でした。
そんな中、私は、「待ってました!」と言われんばかりに入社しました。
それが今の会社であります「おしぼりのレンタル業」です。
当時、私としては、将来跡を継ぐ会社に入社する前に、様々な職業に就いて勉強したい気持ちはありました。しかし、そんな経験もさせていただく間もなく半強制入社でした。
そして、入社31年、「おしほりのレンタル業」を生業として現在に至っております。
それは、30年以前から“おもてなし”を体現化した「おしぼり」に触れていたと言うことです。
そして、毎日もがきにもがいてきた私が、入社22年経って代表取締役社長を引き継ぎました。最高経営責任者になって強く感じるのは、経営者と従業員、取引先、あるいはお客様との人と人との関係やつながりが信頼関係になっていること。
その信頼関係があるからこそビジネスも成り立っているのだと思います。
信頼関係を築いていくには、すべての人間関係づくりを誠実に、真摯にやってきたことが基盤になっているのだと思います。
信頼関係が基盤になければ、ビジネスの成功はありません。仮にあったとしても、それは一見であり、一過性のものに過ぎません。恒久的、息の長いビジネスには育っていかないと思います。
今考えますと、その信頼関係の構築には、人を“もてなす”ことがベースにあること。相手の心にストレスを与えることなく、こちら側から、相手側の立場や存在価値を認めていくことを言動で伝えることです。
そう言った相手側の立場や存在価値を認めていく気持ち、おもてなしの心が信頼関係を結んでくれるのだと思います・・・。